バレーコードをフレット移動するといろんなコードが弾けちゃうこと知ってますか?
今回はアコギ初心者も知っておきたいコードフォームの話を書きました。
どうしてそうなるのか理解して、自分でハイコードを探せるようになりましょう!
ギター初心者がよく使うのはEとAフォーム
ローコードのE、Aを1フレットずつ上げると
EコードはF、F♯、G、G♯、A、A♯、B、C、C♯、D、D♯となり
AコードはA♯、B、C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯となります。
この形がEフォームやAフォームです。
ローコードのEやAコードの形を含んでいるので、それにちなんで名前が付いています。
【C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯、A、A♯、B】は、ピアノで言う黒鍵を含んだ【ドド♯レレ♯ミファファ♯ソソ♯ララ♯シ】の音階です。
(英語表記か日本語表記かの違いですが、正確にはドレミファソラシドはイタリア語で、日本語はハニホヘトイロハ)
♯は半音高い音をあらわしており、(♭は半音低い音のこと)
EF(ミファ)とBC(シド)の間には黒鍵がないので、EとBには♯が付きません↓↓↓
コードネームの最初のアルファベットは、コードを押さえた時の一番低い音が【C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯、A、A♯、B】のどれを押さえているかによって決まります。
たとえばFコードの一番低い音は6弦1フレットのF(ファ)の音なので、Fと名前が付いてます(他も同様)↓↓↓
マイナーやセブンスコードも考え方は一緒で、Bmコードを1フレット上げたらCmになるとすぐに分かったりします。

バレーコードの形を保ってフレット移動すれば、一番低い音が【C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯、A、A♯、B】の音階をたどるので、それだけでCDEFGAB+αのコードを自分で探すことが可能になるのです。
CAGED(ケイジド)の5つのフォームがある中で、このEとAフォームはギター初心者でもよく使う押さえ方だから覚えといて損しません。
バレーコードを何度も押さえていれば5、6弦の音名はすぐに覚えられると思います。
EフォームのF、G、AコードとAフォームのB、C、Dコードくらいは無意識に押さえられた方がイイので、コードの形と一番低い音の位置を関連付けて覚えちゃいましょう。
(コードの最初のアルファベットの音名をルートやベース音と呼ぶことも知っておくとイイです)
ギターの指板を使って開放弦から音階をたどってみよう
開放弦から12フレットまでの間(1オクターブ)に【C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯、A、A♯、B】が存在しています。
どこに何の音があるのか、ギターの指板を使って確かめてみましょう。

開放弦の音名は6弦から「家でゲームボーイしよう」の語呂で覚えておこう↓↓↓
- 1弦:E
- 2弦:B
- 3弦:G
- 4弦:D
- 5弦:A
- 6弦:E
たとえば6弦の開放弦はEだから順に数えると・・
1フレット:F
2フレット:F♯
3フレット:G
4フレット:G♯
ちゃんと【C、C♯、D、D♯、E、F、F♯、G、G♯、A、A♯、B】の順番通りに並んでます。
正確にチューニングしてCDEFGAB(単音)だけ弾けば、キレイなドレミファソラシドに聞こえるはずです。
こうやって6本とも同じように並んでいるから、ギターを使って確かめてみてください。
5、6弦の音名はEフォーム、Aフォームのバレーコードを何度も押さえていればそのうち覚えられます。
一番低い音名が何なのかを考えて押さえるようにしましょう!
CAGED(ケイジド)の5フォームを紹介
E、Aフォームを紹介してきましたが、他にもC、G、Dフォームがあります。
その5つを合わせてCAGED(ケイジド)です。
同じフォームのまま移動させること以外にも、1つのコードを5つのフォームで押さえることも可能になります。
Cコードに適用してみました↓↓↓
※数字は度数ですが、音楽理論を知らない人は気にしない
1~12フレットを使ってCコードをC、A、G、E、Dフォームで押さえています。
全てにCAGEDのローコードの形が含まれていることに注目してください。
ローコードの部分をマイナーやセブンスの形にしてやれば、それに応じたコードになるんですよ。
コードダイアグラム通りに押さえるのは少し大変なので、省略して押さえる知識もあった方がイイですが、CAGEDフォームを使えば指板上であらゆるコードをすぐに探せるようになります。
ちなみにルートがGならGからGEDCAフォームの順で並びます。
書き出すとこういうこと(12フレット以降も同じ並び)↓↓↓
コードを押さえるための知識というよりかは、アドリブ演奏に役立つ知識なので(指板上の音を探す手助けになる)、
とりあえずギター初心者はE、Aフォームを知っておけばいいんじゃないかと思います。
頭の痛い話かもしれませんが、少しずつ理解していきましょう!
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