アコギ初心者も、ある程度弾き語れるようになったら度数について考えるようにしましょう。
コードネームは1、m2、M2、m3、M3、4、♭5、5、m6、M6、m7、M7というどの度数を押さえているかによって決まります。
コードを押さえた時に同じ度数が被っている場合は、省略したとしても1つ残せばコードネームは変わりません。

たとえばFコードをこう省略したり(4弦ルート)↓↓↓
5度を省略してありますが、1度も3つあるので1弦を×にしてもOK!
薄っぺらい音でもイイなら省略可能です。
YouTubeでたまに見かけるこの押さえ方もマイナーセブンスの省略形だったり(画像はCm7)↓↓↓
しばらく謎だったんですが、度数を勉強してスッキリしました!
ちなみに筆者は中指で1度(ルート)、人差し指で残りをバレーして押さえてます。さらに1弦を×にも。
バレーした時の4弦ってホントに鳴りにくくて困ってたんですが、これで7度の音がしっかり出るようになってハッピーです。
度数の配置を知ってると、このように省略コードを自分で考えられるし、調べなくてもコードが作れるようになります。
度数の配置とコードの作り方について書いたので、ギター中級者を目指す方はどうぞ↓↓↓
C(ド)をルートにした場合の度数の配置
1本の弦だけ見ると1、m2、M2、m3、M3、4、♭5、5、m6、M6、m7、M7と並んでいます。
1、M2、M3、4、5、M6、M7、1と鳴らせばドレミファソラシドというメジャースケールを弾いたことになります。
これはCをルートにした場合の配置ですが、
たとえばルート(1度)がF(ファ)になったとしても、1度の上下に45といった数字の並び方は変わりません。
なので1度の周りに何度があるのか、それを覚えるだけでOK!
コードフォームと度数を合わせて覚えておけば、コードを押さえるだけで3つ以上の度数がすぐに分かります↓↓↓

次のような考えで眺めてみてください。
※ギターの構造上、2弦で1フレットずれることに注意
- 1度(ルート)はコードを押さえた時の一番低い音
- 71、34の特徴的なブロック
- 6弦と1弦の並び方は全く同じ
- 1度と5度はパワーコードの形
さらにオクターブの位置関係を知ってると同じ度数(同じ音)がすぐ判明します↓↓↓
オクターブの位置関係を確認しよう!(1度以外も同様)
1、2弦から探すパターンとそれ以外の弦から探すパターンを紹介します。
間に入る弦の数を意識して、何度も押さえて形で覚えましょう↓↓↓
コードを押さえて度数を見つける方法として、CAGED(ケイジド)システムなんてのもあります。
コードの押さえ方の勉強になるし、アドリブ演奏の助けにもなる知識です。
下の記事で紹介したので、気になればご覧ください↓↓↓
コードによって押さえる度数が決まっている
C~Bのメジャーコードは1、M3、5度だけを使うコードで、マイナーコードはM3をm3度にする(1フレット下げる)と完成します。
これにm7度やM7度を加えればセブンス、メジャーセブンス(△7とも書く)コードになります。
CmM7というコードはCmにM7度を加えたコードだから、1、m3、5、M7を押さえれば完成です。
指が足りなくて仕方なく省略する場合もあります。
たとえばC7は1、3、5、m7を押さえますが、一般的なローコードだと5度を省略↓↓↓
m7度がしっかり鳴ればC7の響きが感じられるからOK!
初心者に馴染みのないテンションコードも紹介しておきましょう。
1、3、5、7度に2度=9th、4度=11th、6度=13thを加えればナインス、イレブンス、サーティーンスの完成です。
add9(アドナインス)は1、3、5度に2度=9thを加えます。
sus4、dim、augなどの小難しいコードも、度数に基づいて名付けられているんです。
そう考えるとコードって結構簡単なもんでしょう??
指板上の度数を知ってれば複雑なコードも怖くありません!
コードの作り方について書きました↓↓↓
度数が分かると外れた音を弾きにくくなる
こんなことやりたいと思いませんか↓↓↓
度数を知ることによって、指板上のどこからでもドレミファソラシド(メジャースケール)が弾けるようになります。
それができないと動画のようなシャレたことをやる時に当てずっぽうになってしまうのです。
度数(スケール)の知識はギターソロやアドリブ演奏のほか、曲のキーを見つける手助けにもなります。
もっと詳しく知りたい人はリッキーさんの動画で勉強を↓↓↓
ギター中級者への第1歩だと思って勉強してみると、新たな道が開けると思います。
ギターを普通に弾くだけじゃ物足りなくなったら、音楽理論を学んでいろんなテクニックを身につけていきましょう(*・ω・)ノ
