大体これだけ知っとけばOK!そんなコードを書き出しました。
コードネームの読み方も載せたので、とりあえず全部チェックしときましょう。
コードの覚え方は最後に書いた筆者の体験談を参考にどうぞ。
覚える数を減らすためのコードの仕組みもタブの下で軽く説明しています。先にこちらを読んでから眺めた方がなるほどと思えるかもです。
ギター初心者が丸暗記しておきたい14個のコード
上段はメジャーと呼ばれる明るい音に聞こえるコードです。Cならシーメジャー、もしくはシーと読みます。
下段はマイナーと呼ばれる哀愁のある音に聞こえるコードです。Cならシーマイナーと読みます。
弾きたい曲に出てきたら覚えれば良いコード
C系だけですが、上段に形の違う押さえ方を、下段にその元となる押さえ方を載せました。
一番低い音がC(ド)なので、C系の名前が付いているだけで、同じ形のままフレット移動すれば、一番低い音に対応したコードネームになります。
開放弦を含んでいる押さえ方は、フレット移動した時に開放弦をミュート(弾かないように)する必要があるので注意です。
コードの押さえ方は指が届く限り無数にあるので、ここに書いたのはほんの一例だと思ってください。
C7:シーセブン
構成音:ド、ミ、ソ、シ♭
Cm7:シーマイナーセブン
構成音:ド、ミ♭、ソ、シ♭
3和音のCやCmを4和音にすることでオシャレな響きにしています。7thの音を入れるという意味なので、シーマイナーセブンスと読んでもOK。
CmをCm7で弾いても問題ない場合が多く、違和感がなければマイナーセブンスに変えた方がオシャレな響きになります。
2個目の押さえ方をよく見かけるんですが、ほぼ使わないので参考までに。マイナーセブンスは、次の3つの押さえ方を覚えるのが将来的に良いかと思います。
この形は8フレットで押さえるのでCm7では採用しにくいんですが、Gm7やAm7など5フレットくらいまでに対応できるコードはこの形で弾くことがよくあります。
指を少し足すだけでセブンスやメジャーセブンスになるので楽なんです。
ローコードのAを人差し指だけで押さえて、中指を付け足すイメージです↓↓↓
この形は指を開くので初心者向けではないんですが、割と使うので紹介しておきます。
ベタっとバレーするのと違って音を切らずにコードチェンジできるため、特にアルペジオの時に輝く押さえ方です。
CM7:シーメジャーセブン
構成音:ド、ミ、ソ、シ
小文字のmと見間違うことから、C△7やCmaj7と表記することもあります。たしかに手書きだと紛らわしいですからね。
2個目のバレーする形が、教本などでよく見かける一般的な押さえ方です↓↓↓
3個目の形は響きがとてもキレイで、あえて使うことも多いです。
バレーする人差し指を斜めにして1弦を押さえます。(6弦を親指で、1弦を人差し指で押さえてもOK)↓↓↓
4個目はCm7の形に指を足して押さえます↓↓↓
3弦を離せばC7、3弦と4弦を離せばCm7になるので、セットで覚えておくとイイです。
Cadd9:シーアドナイン
構成音:ド、ミ、ソ、レ
9thの音を入れるという意味なので、シーアドナインスと読んでもOK。
omit3は3度の音を省略するって意味で、2個目の押さえ方を厳密に書くとこのコードネームになります。
Csus4:シーサスフォー
構成音:ド、ファ、ソ
1個目の形は3、4弦を薬指だけで押さえられると楽です。
Csus4→Cのようなコード進行がよくあるんですが、バレーしておけば小指を離すだけでコードチェンジできます↓↓↓
2個目の形は5、4、3弦を薬指でバレーします(3本の指で押さえてもOK)↓↓↓
Csus4→Cのコード進行はもっと簡単な押さえ方で対応することができます。
4弦を小指で押さえるのが完全なCsus4ですが、Csus4→Cのコード進行で大事なのは1弦1フレット→1弦開放弦の響きなので、押さえないことも多いです。
Cコードを押さえて、人差し指を寝かせるイメージで1弦を弾きます↓↓↓
4弦が鳴ってもキレイな響きなので気にしなくてOK。
人差し指を起こしてCコードに戻します↓↓↓
Csus4→Cのコード進行が出てきたらぜひ使ってみてください。
C7sus4:シーセブンサスフォー
構成音:ド、ファ、ソ、シ♭
セブンスの音を入れて4和音にすることでオシャレな響きにしています。
sus4で弾くことが多くて、ぶっちゃけあまり使ったことがありません。構成音的にsus4でもそれっぽく聞こえるので、置き換えても問題ないことが多かったり。
sus4はピンポイントでよく使うコードだから、バレーの形でBsus4まで対応できるようにしておくとイイです。
Caug:シーオーギュメント
構成音:ド、ミ、ソ♯
オーグメントとも読みます。
1個目の形は2、3弦を人差し指だけで押さえます。バレーコードは親指をネックの裏に置く押さえ方になるので、握り方が間違ってないか要チェックです。
2個目の形は開放弦を使ったDaugが押さえられると簡単です。
まずこの形をガチッと作って、最後に小指を足すイメージで押さえてください↓↓↓
※1フレットずれてました。4フレットで作るとCaugになります。
Cdim:シーディミニッシュ
構成音:ド、ミ♭、ソ♭
セブンスになってますが、省略してdimと表記することもあるんだとか。そういうものだと覚えちゃいましょう。
dimコードは同じコードネームのまま3フレット移動できる特殊なコードです。詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓↓↓
C6:シーシックス
構成音:ド、ミ、ソ、ラ
6thの音を入れて4和音にしてます。6thの発音的にシーシクスと読んでも良さそう。
1個目の形は1弦が×でもC6です。ミュートしてフレット移動させれば、一番低い音に対応したコードになります。
2個目の形は4弦を省略(ミュート)して押さえた方が楽です。個人的にはこの押さえ方をよく使います↓↓↓
Cm6:シーマイナーシックス
構成音:ド、ミ♭、ソ、ラ
メロディの流れ的に6thの音を必要とする場合がよくありますが、CmやCm7で弾いてみて違和感がなければ置き換えても問題ありません。
きっちり押さえようとすると難しいコードなので、省略して押さえることをおすすめします。
1個目は4弦を省略(人差し指や薬指の先でミュート)してます↓↓↓
2個目は1弦を省略(人差し指でミュート)してます↓↓↓
3個目は5弦を省略(人差し指でミュート)してます↓↓↓
Cm7(♭5):シーマイナーセブンフラットファイブ
構成音:ド、ミ♭、ソ♭、シ♭
Cm7-5やφ(円に斜線を引いた記号)で書くこともあります。コードの構成音からハーフディミニッシュという呼び方も。
コード進行に上手く入れると怪しげな音がオシャレに聞こえるので、ここぞのところで使ったりします。
筆者がよく使うのは6弦を親指で押さえるこの形です↓↓↓
親指で押さえない人もいます↓↓↓
4弦ルートの形も弾けるとコードチェンジが楽になります↓↓↓
コードの仕組みを知っておくと覚えるのが楽になるかも
メジャーコードやマイナーコードはCコード=「ド、ミ、ソ」、Fmコード=「ファ、ラ♭、ド」というように、どれも3つの音を押さえて成り立っているコードです。
この中の音を上げたり下げたり、1音足して4つの音にしたりすると別のコードに変わります。
そういう仕組みで作られているから、押さえる指を少し変えるだけでいろんなコードになるワケなんですよ。
たとえばE、Em、E7↓↓↓
CやGコードをバレーの形で押さえると、CmやGmがちょっとしか変わってないことに気づくと思います↓↓↓
指板上には同じ音がいくつもあって、いろんな押さえ方で全く同じ構成音の形が作れたりします。
ローコードやハイコードといった押さえ方が存在するのはそういう理由だからです。
ちなみにコードネームの最初のアルファベットは、基本的にコードを押さえた時の一番低い音(ルート音)を表しています。
どんなコードでも開放弦に注意すれば同じ形のままフレット移動して使えるので、5、6弦の何フレットに何の音があるのかを覚えることも大事です。
音名を覚える時は音階のことを知っていた方が理解しやすいかと思います。
鍵盤を見てもらえば分かる通り、音は1オクターブにつき12音しかありません。(あとは高さの違う同じ音が存在するのみ)
ド~シを黒鍵も含めて数えると12音↓↓↓
ギターも鍵盤と同じく各弦ごとに開放弦から順番に並んでいて、12フレットの特殊なマークが1オクターブの目印になっています。
開放弦の音が6弦から順にミラレソシミ、アルファベットでEADGBE(家でゲームボーイのゴロ)なので、5、6弦の音名を覚える時に役立ててくださいね。
コードは丸暗記でいいんですが、頭の片隅にこの知識があると少しは楽になるかもしれませんね。
コードの作り方を知りたい人は最後に載せた記事もお読みください。
コードは曲を弾いて覚えよう!
筆者はいろんな曲をおつまみ程度に練習して覚えていきました。
よく出てくるコードはそうやって練習していれば手が勝手に覚えてくれるもんなんです。
何故か違うコード進行だとすぐに押さえられることもあるし、とにかくAメロやサビなどのフレーズを使っていろんな曲で練習することをおすすめします。
ギター初心者さんには頭の痛い話かもしれませんが、バレーコードの仕組みやコードの作り方も書いたので参考にしてください。
バレーコードの仕組みについてはこちら↓↓↓
コードの作り方についてはこちら↓↓↓
コードスタンプでコードの押さえ方をノートにまとめてみませんか?↓↓↓