イヤホンの線が腕に当たって雑音になったり、音量差の問題で動けなかったり、ギターの弾き語りをマイク1本で録音するのって大変なんですよね。
これを改善するために、6月(2020)に発売したソニーのワイヤレスヘッドホン(WH-CH710N)とAntlionのModMic(GDL-0700)というワイヤレスマイクを揃えました。
ModMicはヘッドホンをヘッドセットにできちゃう、ちょっと特殊なマイクです。
ワイヤレスなのに音質が良くて、しかも単一指向性と無指向性を切り替えられる優れもの。(音を拾う角度が変わる)
ワイヤレスのModMicを軽くレビューしておくので、気になる人は参考にどうぞ。
ちなみに日本ではワイヤレスタイプを正式に取り扱っておらず、検索してもあまり情報が出てきません。(2020.10月現在)
安く買うには海外の通販を利用するしかなく、筆者は海外の公式サイトでトータル112ドル(11700円くらい)で買いました。(届くのに約1週間)
ワイヤレスのModMicはここがイイ
- 高音質
- 邪魔くさい線がなくなる
- スタンドマイクとしても使える
- ワンプッシュでミュートできる
ModMicをソニーのヘッドホンに取り付けるとこんな感じに(充電中)↓↓↓
細かい話は後にして、気になる音質チェックといきましょう。
ギターと声のバランス的にヘッドホンを首にぶら下げた方が良かったので、その状態で「めざせポケモンマスター」を弾き語ってみました(無指向性モード)↓↓↓
練習不足なのは触れないでください(⊃ω-`
特に設定することもなく、ただ繋げただけでこの音質で録音できました。
エアコンやパソコンのファンの音をあまり拾ってないのが素晴らしいところ。
ギターと声の音量差が少し気になるけど、マイク1本でこのクオリティーを出せるなら、弾き語りでも十分に活用できると思いますね。
ワイヤレスで線を気にすることなく弾けるし、趣味でギターを楽しむ人の神マイクになるでしょう。
ワイヤレスのModMicをスタンドマイクにしてみた
コンパクトなのもModMicのイイところ。
約26g(100円×5くらい)だから、普通のマイクと比べたらかなり軽いです。
洗濯ばさみで自立させることができたので、うまくやればスタンドマイクとしても使えると思います↓↓↓
ワイヤレスのModMicはここが残念
- 粘着力が不安
- 角度が変えにくい
- ペアリングがめんどくさい
- 音量が小さい(不良品疑惑)
ヘッドホンに磁石付きの台座を両面テープで貼り付けるんですが、何度も剥がしてたらすぐに粘着力がなくなりました。
英語の取説を読むとどうやら貼り方が甘かったようで、1分押して1時間ほど待つのが正しい貼り方みたいです。(一晩待つと最高らしい)
予備の付属品が入ってて何とかなりましたが、いつ外れるか分からない不安感はぬぐえません。
超強力な磁石と取り付け面のギザギザで絶対に垂れ下がらないようになってます。
ただ、そのおかげで回して角度調整できないので、間違えて粘着テープを剥がしてしまうデメリットも。
筆者はそれで1個目の台座がダメになりました。
マイクと受信機を長押しでペアリング
受信機をパソコンにUSB接続してマイクとペアリングさせます。
電源を入れるたびに両方のボタンを長押ししないといけないのが面倒なところ。
パソコンに直接つなぐのではなく、付属品のUSB延長ケーブルを使って手元でやると少し楽です。
箱に「USB Type-A for Win,Mac,Linux,PS4 Only」と書いてあるので、スマホでは使えないかもです。(そもそもUSBを接続できるのか知りませんが)
録音の音量がやたらと小さい(不良品疑惑)
マイクの首をグリグリやると雑音が入るだけで全く音を拾わなくなるんですが、これは不良品なんだろうか。
音を拾うようにして録音ソフトの波形をチェックしてみると、かなり小さい音量でしか録れてないことが分かります。
これまで使ってきたコンデンサーマイクと比較しても小さすぎです↓↓↓
マイクの近くでアコギをかき鳴らしてこんなショボイ波形になるはずがないんですよね。
日本語の情報が少なくてよく分かりませんが、とりあえず直ることを祈って様子見ということで。
「めざせポケモンマスター」もModMicの本当の実力で録れてないかもしれないので、購入を迷ってる人はYouTubeも参考にしてくださいね。
ワイヤレスのModMic1本でギターの弾き語りを録音しよう
ちょうどソニーのノイズキャンセルが気になってたし、ModMicと組み合わせて満足できる録音環境が作れて良かったです。
ワイヤレス、高音質、軽くてコンパクト、1万円台。
これだけ揃ったマイクも珍しいと思うので、ギターの弾き語りを快適に録音したい方はぜひ。
ワイヤレスじゃなくてもイイ人は有線タイプのModMicをチェックしてみてください。
こちらは日本でも正式に販売されていてAmazonなんかでも安心して買えます。